ハイレゾUSB DAC内蔵の真空管アンプ「Q9」販売開始
Soundfortは、2014年12月22日よりハイレゾ対応USB DAC内蔵の真空管アンプ「Q9」を販売開始しました。
本製品は、元々DKLオーディオブランドにて販売し好評を頂いていた真空管USBハイブリッドアンプQ9をハイレゾ USB DAC にアップグレードし、より高音質にバージョンアップした製品です。
主な特徴
USB入力
サンプリング周波数:44.1KHz, 48kHz, 88.2kHz, 96KHz
PCM 16/24/32bit および DSD64(1bit/2.8MHz)*に対応
DACチップにTI社 PCM5102、USBコントローラーには定評のあるSA9027を採用。
Async(非同期転送)モードに対応し、パソコン側ノイズの影響を最小限にとどめ、安定した高音質を実現。
ブルートゥースと音楽と音質
部屋とYシャツと私みたいなタイトルになりました。古いですね。。。
さて、ブルートゥース(Bluetooth)は便利ですね。配線なんか気にする事なく、携帯プレーヤーやスマホの音楽をスピーカーから聴く事ができます。
Bluetooth とハイレゾ
最近はスマホでもハイレゾ音楽再生が出来る様になってきているので、Bluetoothスピーカーに繋げれば簡単にハイレゾ音楽が楽しめる!と思いがちですが、実はそうは問屋が卸しません(これも古いですか)。
理由は、Bluetoothではその仕様上、音楽データーを飛ばす時にA2DPというプロファイル(取り決め)に従い、データ圧縮をするからなんですね。このA2DPでは、一般的には「SBC」というコーデック(圧縮技術)が使われていて、元データは場合により約1/20まで圧縮されます。
これではどれだけ良い音源を持っていても、あまり意味は無いですね。
Bluetoothオーディオの高音質化
最近はユーザーから高音質への要求も高まっているようで、「SBC」というコーデック以外に「AAC」や「aptX」といった、より音質の良いコーデックが使える製品が出てきてます。これで、Bluetoothの音質も随分と改善されました。(ただし送信側と受信側の両方が同じコーデックに対応している必要があります)
また、標準コーデックの「SBC」自体も圧縮率を抑えるなど高音質化の工夫がなされ「SBCは音質が良くない」というのは過去の話になりつつあるようです。
しかし、それでもハイレゾ音楽がその音質のままBluetoothスピーカーやBluetoothヘッドフォンに飛ぶわけでは無く、結局は「AAC」や「aptX」あるいは「SBC」で一旦圧縮されたものを聴くことになります。
ただ、実際の所は「ワイヤレス」という利便性の方が圧倒的に勝るので、圧縮による音質の低下はほとんど気にならないケースが多いようです。
要は適材適所ということですね。