Soundfortのいい音紀行♪

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2018年末のかけてのオーディオ・イベント情報!

毎年、オーディオ機器関連の展示会が開催されていますが、11月〜12月にかけてのシーズンはクリスマス〜年末年始に向けて、各社新製品の発売を多く発表することでも知られています。

大変残念ながら、Soundfortは年内に新製品の予定がないため出展の予定がありませんが、オーディオは様々なメーカーの製品を組み合わせて使うのも醍醐味の一つですので、様々なメーカーの機器が一堂に会するイベントは気になる製品をまとめて試聴したり、メーカーの方にアレコレ聞いてみたりと様々な楽しみ方ができます。

そこで今回は、11月〜12月に開催される据置ハイエンドオーディオからポータブルオーディオ関連のイベントをご紹介したいと思います。

Soundfort 製品は試聴用に貸出機の貸出を行っていますので、ご希望の方は下記よりお願いします。

2018年11月〜12月のオーディオ関連展示会

2018東京インターナショナルオーディオショウ(第36回)

  • 期日: 2018年11月16日(金)〜11月18日(日) 3日間
  • 会場: 東京国際フォーラム/入場無料
  • 主催: IASJ 日本インターナショナルオーディオ協議会

国内外のハイエンドオーディオ機器を中心に幅広い機器が展示され、ハイエンドプレイヤーで聴くアナログレコードの「本来の音」から、ハイレゾオーディオの最先端まで、一度に体験できる希少な機会でもあります。(ハイエンドオーディオの展示会は、各主催者によるイベントが東京で年に数回、全国主要都市でも毎年開催されています。)
ハイエンドオーディオの音とは一体どんな音なのか? オーディオファンなら是非聴いておきたい所です。

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東京インターナショナルオーディオショウ、2018年は11月16日(金)から3日間開催 - PHILE WEB
2018東京インターナショナルオーディオショウは11月16日から - AV Watch

ポタフェス2018冬・東京

  • 期日: 2018年12月15日(土)〜12月16日(日) 2日間
  • 会場: ベルサーレ秋葉原(東京)/入場無料
  • 主催: ポタフェス事務局
  • 協力: 株式会社タイムマシン(e☆イヤホン)

名前の通り、ヘッドフォン・イヤフォン、DAPなど、ポータブルオーディオ機器を中心とした展示会ですが、近年はヘッドフォンアンプやUSB DAC、ネットワークプレイヤーなど、据置型機器の展示も増えてきており、Soundfort も2016年に出展しています。
参加者の年齢層が10代〜60代程と比較的幅広く、通勤通学に人気のポータブルオーディオを中心に、自宅で省スペースで楽しめる小型のデスクトップオーディオ機器も展示され、初心者でも気軽に参加できるイベントの一つです。

「ポタフェス」の名称で、全国の主要都市でも時期をずらして開催されていますが、東京での開催時は、海外メーカーの開発者が直々に来られていたり、普段あまり試聴する機会のないメーカーが出展されていたりと、見どころが多いのも特徴です。

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ポタフェス2018夏の関連記事 - PHILE WEB (夏開催時の様子) イベント ポタフェス 2018 - AV Watch

番外編

Inter BEE 2018(2018年国際放送機器展)

音と映像と通信のプロフェッショナル展として、プロ向け・業務用機器を中心とした国内最大の展示会。総務省経済産業省を始めとする各業界団体や各分野の名だたる方々の講演の他、最先端の技術や製品が発表・展示され、各メディアでその内容が取り上げられます。

秋のヘッドフォン祭 2018

  • 期日: 2018年10月27日(土)〜10月28日(日) 2日間(今年は終了)
  • 会場: 中野サンプラザ(東京)/入場無料
  • 主催: 株式会社フジヤエービック

今回はご案内が間に合いませんでしたが、毎年10月末頃に開催されるヘッドフォンやポータブルオーディオを中心としたイベントとして、「ポタフェス」と並んで初心者にも参加しやすいイベントです。
中野サンプラザの結婚式場を利用した会場のため、チャペルにて国内外メーカーの新製品発表会が行われたり、多くのメーカーがこの日に合わせて発表会や発売日を設定するなど、この業界の一大イベントとして認知されています。
こちらも参加者の年齢層が幅広く、ポータブルオーディオ機器が多い傾向はありますが、スピーカーを鳴らして展示する部屋も用意されていたりと、ポータブル機と据置機の垣根なく楽しめるイベントでもあります。

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イベント ヘッドフォン祭 2018 - AV Watch

小型の据置デスクトップオーディオも人気の兆し?

毎年のようにオーディオ関連イベントに参加していると、その時その時のトレンドが反映されているのがわかりますが、ここ最近の傾向として、ポータブルオーディオの展示会でも、以前と比べて小型の据置デスクトップオーディオ機器が増えてきた印象があります。

従来より据置型ヘッドフォンアンプなどの製品はよく見かけますが、最近増えてきたのが、ネットワークオーディオ関連製品です。
例えば、大容量のハードディスクやSSDなどを内蔵してデジタル音源のミュージックサーバーとして使えるものや、ネットワーク上のNAS(ネットワーク直結型ストレージ)に保存された音楽ファイルをパソコンなしで再生できるもの、既存の USB DAC に USB 経由でデジタル接続して使用できるものなど、国内外問わず様々なメーカーからリリースされ始めてきました。

Soundfort でも、USB DAC 製品などがそうした機種に対応するかどうか動作検証などを行っておりますが、若年層ではパソコンよりもスマホが主流という現代において、オーディオ機器は昔から変わらない部分と、まだまだ変わってゆく部分が共存するという状態が今後も続いていくのでしょう。

オーディオ機器の展示会は、そうしたオーディオの最先端の事情や動向を、メーカーをまたいで目に耳にすることもできますので、ご都合がよければぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

Nutube ヘッドフォンアンプ、その後と展望

以前、開発状況をお伝えしました、KORG社の新型の真空管「Nutube(ニューチューブ)」を使った「Nutube ヘッドフォンアンプ」。
その後も開発検討およびテストを繰り替えてしておりますが、正直な所、なかなか苦戦しております(汗

soundfort.hatenablog.com

2017年夏のフジヤエービック様主催の「ポタ研」にて開発中のテスト機を参考出展し、様々なお客様にご試聴いただきましたが、そこで頂いた貴重なご意見などをフィードバックしつつ、「Soundfort としての音質」を追求しておりますが、これがなかなか思ったようにいかないもので、あちらが立てばこちらが立たずといった感じで、理想とする音に未だたどり着けていないのが現状でございます。

※「ポタ研」の際に開発担当より「クリスマスの頃には」とお話させていただいておりましたが、「ゴメンナサイ!」とのことです。

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参考出展機

「Nutubeらしさ」の難しさ

具体的には、「Nutube」を使用することで従来型の真空管に近い柔らかさは若干出せるものの、真空管独特の音の「ツヤ」をなかなか表現できず、いわゆる「真空管らしさ」が出し切れないという、製品カテゴリーとしての難しさにも直面しております。

もともと楽器用に開発されたという「Nutube」だけあって、音を歪ませるのは得意で、KORG社よりギターアンプとしてはすでに製品が発売されていますが、オーディオ機器としては、自作ポータブルヘッドフォンアンプの分野や、極少ロット生産のガレージメーカー、ごく一部のポータブルオーディオ機器メーカーから発売されているというのが現状です。

「Nutubeらしい音」というのが、果たしてユーザー様に認知していただけるか、そしてその音を従来の真空管のように好んで頂けるか、製品開発とマーケティングの両面からの難題に苦戦している状況ではあります…

「Nutube」のノウハウをさらに蓄積すべく…

現時点では、Nutube ヘッドフォンアンプ開発テスト機のベースとしている、弊社のフルディスクリートのヘッドフォンアンプ「HS-100」の音を「聴き心地のよさ」という点で超えられていないのが、大きな足かせです。
これを乗り越えるには、まだまだ Nutube に関するノウハウの蓄積が必要と痛感しております。

そもそもなぜ「Nutube」に期待を持っているかというのは、従来型真空管の生産がほぼ中国を中心とした非常に限られたものになり、安定した品質での供給が今後ますます難しくなるという点を見越してのことで、「Nutube」の場合は国内生産で圧倒的に安定した品質での供給が期待できるという点にあります。

今後も引続き開発・実験を繰り返していきますが、納得できる製品として市場に送り出せるまでには、もう少しお時間を頂くことになりそうです。(担当S)

早わかり「PCM」と「DSD」の違い

以前「DSD」にまつわる用語について解説しましたが、今回は、そもそも「DSD」とは何か?どんなデータなのか?をざっくり簡単に紹介したいと思います。

参考:以前の記事

soundfort.hatenablog.com soundfort.hatenablog.com

デジタル音楽の基本となる「PCM」

音楽をデジタルで表す方法として、現在最も普及しているのは「PCM(Pulse Code Modulation:パルス符号化変調)」という方式です。 CD(コンパクト・ディスク)から、MP3やAACなどの圧縮音声、さらにストリーミングサービス、地デジ放送の音声も基本はPCM方式に則っています。

「PCM」では、音声を時間軸と出力レベルに格子を当てはめるイメージで、音の波に格子を当てはめ一番近い格子の目を数値として記録していきます。この時、時間を分割する細かさを「Hz」、出力レベルを分割する細かさを「bit」で表し、CD品質の音声では「44.1kHz/16bit」、すなわち1秒を44,100に分割し、出力レベルを65,536段階(16bit=2の16乗)に分割しています。

ちなみに、この分割する細かさをさらに高めたのが「ハイレゾ」と呼ばれ、より元の音の波を忠実にきめ細かく表現でき、一段とリアリティの高い音を記録・再生することが出来ます。

全く発想の異なる「DSD

では、DSDではどのように音声をデジタル化しているのでしょうか?

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